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戸建てのリフォームって、マンションなどのリフォームと違って、マンションのような躯体などが無いので自由度は上がります。
ただ、注意しなければいけない点などもありますので、その辺などの話をまとめていきたいと思います。
戸建てのリフォームについて
戸建てのリフォームに関しては、私の印象では比較的どうにでもなるリフォームが多いと思います。
ただその分、費用もかかってきます。
リフォーム 戸建て 費用(予算)の相場は?
気になるリフォームの相場は、リフォーム会社によって違いますが、私がリフォーム営業マンだった時の価格を書いてみたいと思います。
- トイレ(洋→洋)15万~
- トイレ(和→洋)25万~
- お風呂(在来→ユニットバス)80万~
- お風呂(在来→在来)25万~
- お風呂(ユニットバス→ユニットバス)60万~
- キッチン(セパレート→システム)25万~
- キッチン(システム→システム)20万~
- 和室から洋室 30万~
- 外壁リフォーム 30坪(塗装)60万~
- 外壁リフォーム 30坪(サイディング)60万~
相場内容は、徐々に増やしていきたいと思いますが、気になる人気工事はこんなもんでしょうか?
※私がリフォームの営業マンをやっていた時の大まかな価格です。
戸建てで人気のリフォームは?
さてさて、戸建てでの人気のリフォームって何だと思いますか?
私の経験で言うと、水回りが一番の人気リフォーム工事でした。
どうしても、水回りから傷んできますので、緊急性を考えると優先度は高くなります。
そして、水回りのリフォームもやり方によって価格も変わってきますので、どの工事が一番良いか見極めるのも重要になってきます。
そんな人気の工事内容を解説していきます。
トイレのリフォーム
トイレのリフォームは、人気のリフォームの1つです。
私が営業マンをやっていた頃は、和式から洋式にするリフォームが多かったです。
この場合は、様々な工事が必要になるので、洋式から洋式より値段が上がってしまいます。
主な工事内容は、下記の通り。
- 解体工事
- 配管工事
- 電気工事(ウォシュレットありの場合)
- 下地工事
- クロス、クッションフロア貼り
- 便器設置工事
この内容を1日で行わなくてはいけません。
しかも、仕上がりを考えると、配管工事と便器設置は設備屋を入れて、間にクロス屋さんを入れるという事をしなければいけないので、設備屋さんは待機をしていなくてはいけないので、その分割高になる可能性があります。
ただ、この仕上がりを気にしない場合は、便器を設置してからクロス屋さんを入れて仕上げてもらう方法もあります。
その際は、どうしてもクロスやクッションフロアに切れ目を入れなくはいけないので、後にノリが汚れて目立ってきたりする場合があります。
その辺の仕上げは、リフォーム屋さんと相談をして、確認してみてください。
何も言わずにお任せの場合は、後者のほうにされてしまって、仕上げが悪いという結果になる場合がありますので注意してください。
お風呂のリフォーム
やはり、お風呂の悩みは多いのでしょう。
人気リフォームの1つです。
お風呂のリフォームに関しては、在来の風呂桶があり回りがタイルの場合は、一度全て壊さなくはいけません。
そこからユニットバスに変更する場合は、下地なども必要です。
ここで、注意点があります。
在来のお風呂で壁がタイルの場合は、大抵柱がシロアリにヤラれている可能性があります。
その際は、柱を交換しなければいけませんが、こればかりは開けてみないと分かりません。
脱衣所付近であれば、なんとなく分かりますが、外壁側は壊さないと無理です。
その時を想定して、予め柱交換の費用も聞いておいた方が良いです。
追加費用を言ってくるなら良いですが、酷いリフォーム業者だと何も言わずに、知らん顔をして交換せずにユニットバスを組み立ててしまいます。
ユニットバスの組み立ては、主に専門業者やメーカーの組み立てでお願いする場合が多いので、急に土台交換や柱交換など仕事が増えると、ユニットバスの組み立て業者をキャンセルしなければ行けなくなり、ユニットバスの組み立てが出来なくなってしまうからです。
予備日などを設けていれば、対応できますが、お風呂の場合は、お客様が入れない期間が増えてしまうので、出来るだけ早く組み立てをして、入れるようにしなければいけません。
ですので、シロアリなどで傷んだ柱や土台の交換があった場合の話もしておいた方が良いでしょう。
在来からユニットバス工事の内容は下記の通り。
- 解体工事
- 配管工事
- 電気工事
- 柱交換(必要があれば)
- 土間打ち(コンクリート)
- ユニットバス組み立て
- 洗面室復旧工事(木下地工事)
- 洗面室クッションフロア、クロス貼り
こんな段取りになります。
工事期間は3日~5日程度
因みに、ユニットバスの場合は受注生産なので、注文から2周間かかります。
キッチンのリフォーム
キッチンのリフォームも奥さんに人気のリフォームです。
見積もり段階でも、奥様の意見は重要です。
旦那様も何も言いませんが、予算が結構かかるのでソワソワしているようです。
キッチンリフォーム工事の内容は下記の通り。
- キッチン解体
- 下地工事
- 配管工事
- 電気工事(食洗機の場合は200V)
- フローリング工事(希望の場合)
- キッチン設置工事
- キッチンパネル貼り
- 配管工事
- 電気工事
- クロス貼り(希望の場合)
キッチン工事の注意点は、フローリングを張る際に同じキッチンのサイズなら問題ないですが、フローリング工事をしてからでないと、フローリング分の高さ分キッチンの高さが下がる事になります。
フローリングの後張りは基本やらない方が良いと考えてください。
キッチンによっては、フローリング後張りしたせいで、蹴込み部分の扉が開かなくなるという欠点が出てきて、工事のやり直しなどが発生し問題になります。
食洗機を設置する場合は、単相200Vを引き込まないといけないので、追加の電気工事必要です。
配電盤の要領も絡んできますので、しっかりその辺も相談しときましょう。
和室から洋室リフォーム
和室から洋室のリフォームも凄く人気の工事です。
和室から洋室のリフォームのやり方は、柱を隠す方法と柱を残す方法があります。
柱を残したり、長押しを残したりするとリフォーム費用が安くなります。
逆に、完全に洋室にすると、下地処理や建具などの絡みが多くなるのでリフォーム費用が高くなります。
和室から洋室のリフォーム工事の内容は下記の通り。
- 解体工事
- 電気工事
- 下地工事
- フローリング張り
- クロス貼り
- 建具設置
こんな感じになります。
クロス貼り替えリフォーム
クロスの貼り替えリフォームも多い工事になります。
クロス貼り替えの注意点は、クロスの種類によって値段が変わると言うことです。
量産クロスであれば特に問題がないですが、1000クラスと言われる値段の高いクロスに関しては注意が必要です。
何故、1000クロスが注意が必要かというと、柄合わせなどの為にリピートと言われる部分を余分に注文するのと、どうしても貼る職人さんも技術が必要になってきます。
そういった点で、値段が上がります。
それと、注意が必要なのは帯を貼る場合です。
どうしても、真ん中に帯を入れて上下が違うクロスを貼るという貼り方は、金額が凄く高くなります。
予算もあると思うので、見積もりの際には、量産クロスの場合と1000クラスのクロスの場合の値段を出してもらいましょう。
それと、下地によっては光の当たり具合で、ボコボコになる場合がありますが、その辺も値段によって下地処理の具合が変わりますので、事前に相談をしましょう。
外壁のリフォーム
外壁リフォームも多い工事でした。
外壁は、定期的に塗装をすると家が長持ちするので、外壁塗装は必要です。
最近では、外壁塗装の他にサイディングという外壁をパネルで覆ってしまう手法もあります。
値段からいうと内容によりますが、そんなに差はないので、リフォーム業者に相談をしてみては如何でしょうか?
外壁工事の内容は下記の通り。
- 足場工事
- 外壁洗浄
- 下地処理
- 塗装工事
- 足場外し
塗装の場合はこんな手順ですが、サイディングの場合は下記の通り。
- 足場工事
- 外壁洗浄
- 下地処理
- サイディング工事
- 足場外し
外壁リフォームと同時に、薦められるのが雨樋工事です。
雨樋は、傷んでいれば交換も頭に入れておきましょう。
増改築のリフォーム
増改築リフォームも人気です。
細かなリフォームも多いですが、意外と全面的にリフォームしたり、増築をしたりする場合が多いです。
ただ、増築などに関しては注意が必要なので注意してください。
増築の場合は、その地域の法令に違反しないように注意してください。
建ぺい率や容積率などに関わってくるので、違法増築になってしまうので、事前に相談が必要です。
改築の場合は、間取り変更の際に、必要な柱や梁などがありので、強度が保たれているか?
どのように対応できるか?その点なども十分に話が合いが必要です。
大規模なリフォームになると確認申請なども必要になるので、大きなリフォーム程、その点の相談などもじっくり行いましょう。
まとめ
リフォームと言っても色々なリフォームがあります。
私が営業マンだった頃は「畳の表替えから増築までやります」の謳い文句で、営業をしていました。
実際に、網戸の網交換などの仕事も自分たちでやってたりした時もあります。
住宅の事は、リフォームのプロに任せるのが一番です。
気楽に相談をしてみましょう。